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うつは何科?迷っている方は心療内科に行ってみよう【体験談②】

社会人として7年ほど経ったころ、徐々に会社に行くのがつらくなり休職することになりました。同じように悩んでいる方の参考になればと思い、休職から復帰するまでの経緯を記載しておこうと思います。

|体験談①|体験談②|体験談③|体験談④|体験談⑤|

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心療内科の予約

会社を休んでしまった私は、その日に思い切って病院に行こうと思った。何科に行けばよく分からなかったが、とりあえず心療内科、精神科のある病院に初診の予約の電話をした。今まで普通に働いてきているつもりだったし、心療内科、精神科のある病院へ電話することは、自分にとってもハードルは高かった。

勇気を出して大きめの病院に予約の電話を入れたが、当日は予約がいっぱいで受付できないとのことだった。後から知ったことだったが、心療内科は基本的には予約がいっぱいで初診の場合は1週間~2週間先ほど予約がいっぱいらしい。

結局その日は病院に行かず、1日中家で過ごすことにした。次の日以降も会社に行こうとするものの、なかなか起きれなったり、出社の準備ができない日が出てきて、会社を休む日が増えていった。

さすがにどこでも良いから心療内科、精神科にいかないといけないと思い、今度は当日初診が可能な病院が見つけ予約を取った。予約が取れたことで少し安心することができた。

心療内科の診察

病院に入りまずは問診票に記入を行った。問診票の中には症状に関する質問があり、それに基づいて病状を判断するようだ。自分や他人を傷つける可能性に関する質問や、「死」についての質問も記載されていた。幸い私の場合、希死念慮はなかった。問診票の質問項目をみたところ、自分はそこまでひどい状態ではないだろうと思った。

問診票に記入が完了した後は診察室にて30分程度の問診を行った。生まれ、家族構成、学歴、職務内容、症状等の説明をした。診断結果としては「抑うつ状態」とのことだった。「うつ病」とまではいかないらしい。

私が調べたところ「抑うつ状態」はうつの症状が出ている状態。「うつ病」であれば当然うつの症状はでるが、「うつ病」以外でも「自律神経失調症」などうつの症状が出る病気はあるとのこと。だから、この時点では「うつ病」と断定することはできないのだろう。

その日は、抗うつ薬サインバルタ20mgを処方してもらうことになった。もともと薬で治療していくということさえ知らなかったので、薬をもらえたことでこれで良くなるだろうと希望を持つことができた。

それから3週間後に休職

抗うつ薬を飲みがら会社に出社していたものの、症状は良くなるどころか悪化していった。早朝3時~5時ころに1,2回ほど起きてしまう中途覚醒がおきるようになった。うつ症状が出ている人の9割以上は睡眠状態に悩みを抱えているらしい。

会社で仕事をこなそうにも明らかにミスが増えている。メールを書こうにしてもメールの書き出しも分からない。特に午前中はほとんど何もしていない状態だ。しかし、奇妙なことに夕方を過ぎると今までとほぼ同じように仕事ができる。自分のやる気の問題じゃないかと思うこともあった。後から調べて分かったことだが、午前中に調子が悪く、午後になると症状が緩和される。これもうつ症状の1つである。

そして、数日連続して会社を休んだところ、会社の人事から携帯に電話が入った。

「明日から休職しましょう」

私はその日の午後に会社に行き、人事、健康管理室スタッフ、上司と面談を行い休職の話を進めた。面談中に上司は驚くことを提案した。

「業務内容を変えれば、今の状態でも出社できるのではないか?」

上司は私を休職させるのではなく、業務内容を変える形でも良いので今まで通り会社に出社し続けることを人事に強く提案した。

しかし、人事がそれを拒否した。私には判断する力がなかったので、この時の人事の毅然とした態度には正直救われるものがあった。

この上司の提案は、おそらく上司だけの意見ではないようにも感じた。さらに立場が上の部長クラスの意向もあったのではないかと思う。部内から休職者がでることに何かペナルティがあるのだろうか。とにかく私はその日から休職することになった。

次回へ続く

 

 

 

 

 

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