しろまるライフへようこそ!生活に役立つ情報を提供していきます!

眠気がひどいので睡眠時無呼吸症候群の検査に行ってみた【体験談⑩】

社会人として7年ほど経ったころ、徐々に会社に行くのがつらくなり休職することになりました。同じように悩んでいる方の参考になればと思い、休職から復帰するまでの経緯を記載しておこうと思います。

|体験談①|体験談②|体験談③|体験談④|体験談⑤|

|体験談⑥|体験談⑦|体験談⑧|体験談⑨|体験談⑩|

スポンサーリンク


日中の眠気がひどく昼寝の睡眠時間も合わせると12時間くらい寝てしまっていたので、睡眠外来に行って検査することにした。病院では睡眠時無呼吸症候群の可能性があると言われ精密検査を受けることになったので、一連の流れを整理しておこうと思う。

 

睡眠時無呼吸症候群の特徴

病名からも想像できる通り睡眠中に呼吸が止まってしまう病気だ。寝ているときに気道が狭くなってしまい呼吸ができなくなってしまう。大きないびきを伴うことも多く、体型としては太っている人に多い。

また、睡眠中の酸素不足を補うため高血圧になるという特徴もある。心臓への負担もあり、放置すると合併症を引き起こすこともあり危険な病気である。

検査の流れと料金

検査の流れは以下の通り

睡眠外来の予約

睡眠外来の予約が一番最初のステップだが、これがなかなか大変である。人気があるところだと初診の予約だけで数か月待ちという状況も珍しくない。これから予約される方は意外と初診に時間がかかることを覚えておこう。

私の場合、早めに検査を受けたかったので自宅から少々遠い睡眠外来も含めて、2,3か所の睡眠外来に電話で予約状況を確認して、一番早く受診できるところを選んだ。

初診

初診ではまず睡眠に関するアンケートに答えることになる。アンケート内容としては日中の眠気、いびき、体重の変化など睡眠時無呼吸症候群に関する質問が多く占めてる。

アンケートの記入が終わったら、睡眠時無呼吸症候群の検査の流れの説明を受けることになる。

また、医師は患者が記入したアンケートの内容をもとに睡眠時無呼吸症候群の簡易検査を行うかどうかを決める。また、私の場合は鼻の通りの検査や健康診断も合わせて行ってもらった。

簡易検査

簡易検査を受けることになったら、まずはスタッフから簡易検査の実施方法について説明を受けることになる。簡易検査は自宅で行われるので、その場で検査器具が自分で取り付けられるかを確認することになる。

鼻の穴に検査器具、指先に酸素濃度を確認するセンサ、胸周りに体の傾きを検知する検査器具等をとりつけることになる。

自宅での簡易検査が終わった後は再び睡眠外来に検査器具を返却しに行く。それから1週間後に検査結果の報告を受けることになる。

1時間あたりの呼吸の停止または低下回数で、睡眠時無呼吸症候群の程度をはかることになる。具体的な指標は以下の通り。

1時間あたりの呼吸停止回数 程度
5回未満 正常
5回~15回 軽度
15回~30回 中度
30回以上 重度

※正常な人でも1時間に数回は呼吸は止まっているとのこと

精密検査と料金

簡易検査で軽度以上となった場合には病院にて宿泊の精密検査を受けることになる。検査料金は私の場合は宿泊代も込みで35000円だった。

夕食を外で食べて19時ごろ病院に到着し、医師の簡単な問診を受けてから施設のシャワーを浴びる。その後スタッフが30分から1時間かけて体に検査器具を取り付けることになる。

検査器具自体は簡易検査の時よりも少し大きくセンサの種類も増えており、脳波の測定や足の筋肉の動きを検知したりするセンサが追加になる。顔面にテープを貼ったり、頭のセンサが外れないようにネットをかぶったりする点も簡易検査と異なる。下の写真を見ても分かると思うが、非常に寝辛い状態である。

22:00に就寝し、6:00に起床で検査は終了となった。もし、夜中にトイレに行きたくなった場合もナースコールでスタッフを呼ぶこともできる。うつ伏せでしばらく寝ていた時があったみたいで、この時はスタッフに仰向けで寝るように指示された。

検査結果

精密検査の結果は1週間程度で判明する。私の場合、簡易検査では軽度と診断されたが、精密検査では正常と診断された。正常で良かったのかもしれないが、日中の眠気の原因が結局分からなかったため、日中の眠気に関してはひとまず多めに睡眠をとる対策しかないと思った。

検査結果についてだが、睡眠時無呼吸症候群の程度だけでなく、レム睡眠、ノンレム睡眠の割合、仰向け、横向きに割合など睡眠に関するデータを貰うことができる。

睡眠時無呼吸症候群の治療と対策

睡眠時無呼吸症候群の治療と対策は以下の通り。

CPAP

睡眠時無呼吸症候群の一般的な治療法としてはCPAP(シーパップ)がある。これは呼吸が止まった時に気道内の圧力を検知して、空気の流入量を変えることにより気道を確保する方法だ。保険適用可能で月5000円程度でレンタルできる。睡眠時無呼吸症候群の経験者に話を伺ったところ、これをつけてからスカッと目覚めるようになったとのことだった。

CPAPは原因を根本から治す治療ではないため、これを外して寝てしまうと睡眠時無呼吸症候群の症状が再び現れることになってしまう。

マウスピース

次にある治療方法としてはマウスピースだ。顎を持ち上げるようなマウスピースを作成して、睡眠時に取り付けることで、気道の確保を狙うというものだ。しかし、これが効くかどうか実際に作って試してみないと分からないとのこと。

手術

根本的に治す方法として、狭くなった気道を広くする手術がある。しかし、手術をした直後は症状が治まるものの、しばらくするとまたもとに戻ってしまうこともあるようで、積極的には行われていないようだ。

ダイエット

冒頭でも説明したが、太っている人は睡眠時無呼吸症候群になりやすい。原因は気道周辺の脂肪が気道を狭くしているからだ。自分は太っていると感じている人はダイエットしてみるのもよいかもしれない。

 

スポンサーリンク

最新情報をチェックしよう!