馬主ごとの競走馬成績ランキング【全10開催地別＆計216馬主】

競馬でよく注目されるのは競走馬の成績や騎手で、馬主が大きく取り上げられることは少ないと思います。しかし、馬主はレースにおいて重要なポジションを占めています。競走馬がしっかり走るか否かは、馬主の意向に着目しなければなりません。

例えば「今回のレースクラスは難しそうなので故障しないように控えめに走ってほしい」と指示する場合や、「馬の調子が良いので積極的に攻めたレース展開にしてほしい」など調教師や騎手と綿密な打ち合わせをしている可能性もあります。

さらに、自分が観戦できる競馬場の場合は気合を入れているため、特定の開催場所に強いということも想定されます。

ただし、これらの憶測や情報は一般の競馬ファンに知られることはありません。

そこで今回は馬主ごとの競走馬成績を開催地別で調査したので、偏差値ランキング形式で紹介します。データは2015年～2018年に出走した競走馬を対象としています。馬券購入の際に馬主に着目すると思わぬ穴馬を見つけることがあるかもしれません。

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評価方法

馬主ごとの成績を比較するにあたり、ここでは「平均着順」を用いることにしました。比較する指標として「平均タイム」もあるかと思いますが、平均タイムの場合は、例えば１頭の入線が非常に遅れた場合は、それにつられて平均タイムも遅くなり、データの信頼性が下がる可能性があります。

この問題を解決するために「平均着順」にすることで、ある程度遅い馬でもフィルタをかけることができるようになり、データの信頼性が安定すると考えました。

ただし、「平均着順」は万能な評価軸ではなく、着差ごとの差が考慮できなくなる点は把握しておいた方がよいでしょう。

また「平均着順」を算出するにあたって、どのレースも16頭換算で「平均着順」を算出しています。

例えば、８頭立ての５着と１６頭立ての５着はどちらが価値が高いでしょうか？

同じ５着でも当然１６頭立ての５着の方が価値が高いですね。このようなことが想定されるため、出走頭数も考慮して「平均着順」を算出しています。

最終的には「平均着順」を偏差値形式にして比較しています。

50が普通で50より大きいと優秀で、50より小さいと劣っていることを示します。

また、出走数が少ない競走馬はデータの信頼性が下がるので、ここでは20回以上出走している競走馬を対象として調査しています。

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