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30%下落は想定すべき!新興株から学ぶ損切りルール【6銘柄紹介】

暴騰銘柄には夢があり、上手くエントリーすることができれば数か月で資産を数倍から数十倍にすることも可能である。しかし、暴騰中の銘柄にいざエントリーしようとなると「もうここが天井ではないか」と疑ってしまい、指をくわえたままエントリーできないこともある。

しまいには「あの時買ってれば良かった」と思うこともあり、逆に自分が買ったとたんに値下がりすることもある。

こんなことを防ぐためにはやはり過去の暴騰銘柄の特徴を確認し、自分なりの取引ルールを決めておくことが必要である。

ここでは過去6銘柄のチャートとからエントリー時の注意点を整理してみた。数ある銘柄のうちわずか6銘柄の検証なので、検証としては不十分かもしれないが、取引ルールを作成するうえでの参考にして頂ければと思う。

◆検証した銘柄

  • アイスタイル
  • ガンホー・オンライン・エンターテイメント
  • ミクシィ
  • 日本マイクロニクス
  • ペッパーフードサービス
  • 北の達人コーポレーション

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損切りルール

まずは適当にここ5年程の暴騰した6つの銘柄のチャートをしばらく眺めてみた。それぞれに共通する特徴を整理してみたところ、結論としては以下の3点が重要ではないかと考える

1.暴騰中の銘柄でも最大30%の下落は想定内なので損切しない

 

2.30%以上値下がりした銘柄は上昇トレンドが終了しているため損切り

 

3.30%以上値下がりした銘柄でも再び過去最高値を更新したならば再びエントリー

実際にアイスタイルの株価チャートで説明する。

まずグラフの見方から説明する。横軸は日付を示す。青いグラフはその日の株価終値である。オレンジのグラフは過去最高値とその日の安値の割合(下落率)を示す。

例えば過去最高値が200円であり、その日の安値が150円ならば、150/200=0.75となる。これは過去最高値から25%下落したということになる。

赤の点線が0.70のラインを示しており、ここが下落率30%のラインである。このラインより上であれば、まだ過去の最高値から30%以内の下落率ということになる。

水色の領域は取引ルールから導き出した上昇トレンドの領域であり、赤色の領域は上昇トレンドでない領域である。赤色の領域は上昇トレンド領域ではないだけで、下落トレンドというわけではないことに注意。

アイスタイルの上昇トレンドの領域を見てみると30%以内の下落を繰り返しながら、株価が上昇していることが読み取れる。上昇トレンドの波に乗るためには30%程度の下落は想定していなければならない。

一方30%以上下落した後にエントリーした場合は、この時すでに上昇トレンドが終了している可能性がある。エントリーしても必ず損するわけではないが、暴騰チャートと言える状態ではないことは把握しておいた方が良い。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント

次に言わずと知れたガンホーのチャートで検証してみる。ガンホーの場合、今回のルールを適用すると2013年2月ころに一度上昇トレンドが終了している点が見られている。

しかし、それから約1か月後に再び過去最高値を更新し、再度上昇トレンドに突中している。

これは30%以上値下がりしても、その後過去最高値を更新したならば、再度上昇トレンドに突入している可能性があることを示している。株価上昇する自信があるならば、過去最高値を更新した時点でエントリーするのも悪くないだろう。

ミクシィ

次にミクシィのチャートを確認する。ミクシィのチャートの場合、今回のルールを適用すると3回上昇トレンドの判定がある。しかし、残念ながら3回目の時は上昇トレンド判定であるものの、実際には上昇はしていない。ただ、全体としては上昇トレンドでない時にエントリーしないことで、不用意な乱高下を避けることはできている。

日本マイクロニクス

日本マイクロニクス場合も複数回上昇トレンド領域がある。短期間のうちに上昇下降トレンドを繰り返しているが、上昇中は30%以上の下落は見られない。

ペッパーフードサービス

ペッパーフードサービスの場合は、今回の適用ルールに合致している。30%以内の下落幅で上昇トレンドを保っている。その後30%以上の下落が発生し上昇トレンドは終了している。

北の達人コーポレーション

北の達人コーポレーションの場合も2回上昇トレンドが発生しているが、これもルール通りに合致している。エントリーするならば上昇トレンド中であり、仮に30%以上の下落が発生したらエントリーしてはいけない。

まとめ

今回作成したルールではすべてのパターンに当てはまるわけではないが、大まかな傾向としては間違っていないようにも思う。いずれにしても少しでも暴騰銘柄の特徴を知って勝率を上げる工夫は必要である。

繰り返しになるが、ここで紹介したルールとしては、最高値から30%の下落であればまだまだ上昇の可能性があるということ。決して上昇するというわけではないが、何かしら株を保有し続ける根拠があるならばそのまま保有してみるのも良いと思う。

しかし、一度最高値から30%異常下落してしまった場合は、上昇トレンドが終了している可能性が高い。この段階で仮にエントリーしてしまっても、すでに上昇トレンドが終わってしまっている可能性がある。

まとめとしては、暴騰銘柄に乗っかる場合は最悪でも30%程度の下落はあることを想定しておこう。100万円の株価なら70万円まで値下がりすることがある。これを想定していないと安値で売らされ、高値で買い戻すということを繰り返し、結局損をすることもあるだろう。逆に30%のリスクで資産を数倍から数十倍に増やせる可能性もある。取引ルールを作成する際には今回の検証結果を参考にして頂ければと思う。

ちなみに仮想通貨の場合は40%の下落まで想定すべきです。

仮想通貨に関する検証はこちらにまとめました

 

 

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