社会人として7年ほど経ったころ、徐々に会社に行くのがつらくなり休職することになりました。同じように悩んでいる方の参考になればと思い、休職から復帰するまでの経緯を記載しておこうと思います。
うつ症状の治療を行う場合、抗うつ薬を服用することが一般的であるが、この抗うつ薬には副作用があり、人によって副作用が出たり出なかったり症状も様々である。私の場合はどうやら体重増加の副作用が現れたみたいなので、状況を整理しておこうと思う。
抗うつ薬の副作用で20キロ太った
休職する前は178センチ68キロで標準的な体型だったが、約2年間で88キロまで増えてしまっていた。はじめは5キロ程度の体重増加だったので、薬の副作用もあるし、この程度なら仕方がないとあきらめていた。体重が増加していることを医者にも相談していたが、「もともと痩せていたのでは?」という意見もあったので、あまり気にしないようにしていた。
痩せるために半年間ほどジムにも通い始めた。しかし、ジムに行っても痩せずむしろ体重はわずかに増加傾向にあった。ジムの効果がないと思ったのでジムを退会したところ、体重増加のペースがさらに速くなった。おそらくジムに通っているだけまだマシだったのだろう。
ある日の病院の血液検査で中性脂肪が増加しているという検査結果が出た。この頃主治医も体重増加を気にしていた。気が付けば体重が10キロ、15キロ、20キロと増加していった。体調も良くなり会社への復職が始まったころに、医者の指示ですべての薬の服用を中止した。やはり薬の服用を中止すると体重増加は止まり、少しずつ体重が減り始めた。
太った原因は薬の副作用か
私はサインバルタ、レクサプロ、イフェクサー、リフレックスを使用したことがあるが、主に長期間使用していたのはレクサプロだ。さらにドーパミンに作用するエビリファイ(アリピプラゾール)も併用していた。
レクサプロは比較的副作用が少ないことで知られているため、私の感覚ではエビリファイは太る要因が大きいのではないかと思う。たしかにエビリファイを服用してから食欲が増したの感じるし、薬の影響で代謝に変化があったのかもしれない。
サインバルタだけ服用していたころは、5キロ程度の体重増加で収まったので、やはり今回のケースはエビリファイが8割程度影響しているのではないかと思う。ただ、エビリファイのおかげで体調が快方に向かったのも事実だと思う。
太らないための対策
治療中は基本的に薬の減薬断薬ができないため、薬の服用を中断するという選択は難しい。そうなるととにかく運動するか食事量を減らすしかないように思う。私の場合、太り始めてジムに通ったり町中をジョギングしたりしていたが、体重増加を止めることができなかった。(週1,2回15分ジョギング)
薬を服用しながら痩せるためにはかなりの運動しないといけないのだと思う。ただ、いずれ薬を断薬する日が来れば自然とやせる方向になると思うので、それまでは多少の体重増加はあきらめて治療に集中するのが良いのではないだろうか。
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