社会人として7年ほど経ったころ、徐々に会社に行くのがつらくなり休職することになりました。同じように悩んでいる方の参考になればと思い、休職から復帰するまでの経緯を記載しておこうと思います。
リワークに行きたくない時の対処法
私の場合、休職自体は3回目だったので、会社からは一度リワークプログラムに参加してから復職することを勧められた。ただ、当時はリワークプログラムの効果も良く分からないし、行きたくないと思っていたので、ここではリワークに行かずに会社に復職する方法を考えてみる。
経済的に厳しいことを伝える
現在休職中の方は傷病手当金を貰っているかもしれないが、働いている時よりも手取りは少ないはずだ。当然リワークは仕事ではないので、給料は出ないし交通費も出ないだろう。また、リワークに通う期間が長くなればなるほど経済的ダメージは大きい。まず会社に対しては経済面のことについて触れてみるのはいいかもしれない。
リワークプログラム相当のことをやってみる
会社としては本人が本当に健康であるかどうかが気になるし、再度休職しないかも心配しているだろう。そこで、リワークに行かせることで再発防止策を身に付けてほしいという意図がある。この会社の意図を考えるとリワークプログラム相当のことをすれば、リワークへ行くことを回避できるかもしれない。
実際に私が提案した方法は以下の通り
- 毎日通勤訓練を行い数週間会社に出社する
- 今までの休職原因と対策を整理し会社側に安心してもらう
- 読書やドラマなどを文書にして要約し、頭の働きが正常であることを示す
以上のように自分一人でできることを実施し、会社側に提案することで数か月から半年にも及ぶリワークを回避できるかもしれない。
退職する
「退職する」という選択肢は正直おすすめはできない。では、なぜこの選択肢が出てきたかを説明したいと思う。
私も実際に体験したが、特に複数回休職した場合、会社が提示する選択肢は1つしかなく「リワークに行ってから復職する」ことだ。会社側と面談していく中で感じたのだが、会社の方針でリワークを勧められたのならば、それに従うしかないということ。もう一つ選択肢があるとすれば「退職する」だ。厳しい言い方をするとこの2択を迫られていることになる。
ただやはり退職するという選択肢はあまりにもリスクが大きすぎると感じる。転職活動するにも起業するにも現状では厳しい現実が待っていると思う。リワークに行かずにいっそのこと転職したいと思った場合は、まずはリワークに行ってとりあえず会社に復帰してから転職することをおすすめしたい。
私の体験談だがリワークプログラムは普通の会社よりも居心地は悪くないと思う。逆を言えば数か月のリワークプログラムに耐えられないような精神・健康状態なら転職しても当然耐えられるはずもないと思う。
いろいろリワークを回避する方法を説明してきたが、それでもリワークに行かざるを得ない場合は、数か月間我慢してひとまずリワークに行ってみることをおすすめしたい。
リワークプログラムに参加したくない理由は?
そもそもリワークプログラムに参加したくない理由はなんなのだろう?
私の場合、働いて社会に所属したいと感じていたことがある。もう1つ大きな理由としてはリワークに行く効果や意味は本当にあるかどうかが不明だったからだ。この点は多くの方が感じていることかもしれない。ただ、健康な体であると証明できないと復職できない。それを証明するのがリワークであるという考え方もできる。数か月リワークに通うことができたとなれば会社としてもある程度安心するのではないだろうか。
以上のことから私はリワークに行くことに決めた。(それしか選択肢がなかった)
リワークに行くにしても以下の点は考えてみても良いと思う。
- 自分に合いそうなリワーク施設を探す
- リワークの期間が短くならないか交渉してみる
リワーク施設は自宅から通える範囲に複数あることもあるし、リワークの期間を短くすることも交渉次第では可能だと思う。
次の記事では実際にリワークプログラムに参加した体験者としてリワークのメリット・デメリットを整理してみたの参考にして頂ければと思う。
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