若手の後輩が会社を辞めた7つの原因【体験談⑥】

 

社会人として7年ほど経ったころ、徐々に会社に行くのがつらくなり休職することになりました。同じように悩んでいる方の参考になればと思い、休職から復帰するまでの経緯を記載しておこうと思います。

|体験談①|体験談②|体験談③|体験談④|体験談⑤|

|体験談⑥|体験談⑦|体験談⑧|体験談⑨|体験談⑩|

目次

2回目の復職は失敗

結論から先に話すと、2回目の復職はあっけなく失敗に終わった。復職して2か月程度しかもたなかった。原因は日中のひどい眠気だった。今思えば休職して9か月ほどブランクがあり、いきなり復職するには体力が足りなさ過ぎたのかもしれない。

復帰してショックだったのが、同じ部署の若手の後輩が1年間で4人もやめていたことだった。私の部署では毎年1人新入社員を採用しているので、他の部署と比較してもこのペースは異常に多いと言わざるを得ない。先輩の私が休職している姿を見て、嫌になって辞めてしまったのだろうか。

若手の後輩が会社を辞めた原因

若手の後輩が会社を辞めた原因を自分なりに考えてみることにする。若手といってもせいぜい私と5歳程度しか変わらないので、私も心あたりがないわけではない。

①仕事量の割に給料が低い

一番最初に思いついたのが、仕事量と給料のバランスだ。自分の仕事量と給料のバランスは基本的に自分が主観的に決めるものであるため、それが適性かどうか気づきにくい。

しかし、学生時代の友人や同期の話を聞いて、自分の給料が低いかもしれないと気付いた時には転職も考えるのではないだろうか。

②会社の業績が下がっていくのが目に見えている

30代前半くらいまでは転職しやすいと言われている。逆に言えば転職するならば30代前半くらいまでに行っておきたい。そう考えると20代のうちから、今いる会社の業績がすでに傾きかけていると感じたならば転職を考えるのも普通かもしれない。

③仕事の内容が複雑

いくら給料をもらっていると言えども、仕事の内容が難しくあまりにも複雑すぎるとモチベーションも下がるのではないだろうか。完全にルーチン化された仕事はないかもしれないが、毎回毎回オーダーメイド方式のような仕事ばかりだと、仕事もおあまり覚えられず習得までに多くの年月を費やしてしまう。

④人間関係が悪い

この悩みを抱える人は多いだろう。どの職場に行っても苦手な人や嫌いな人はいるものだが、どうしても我慢できない人が1人でもいると転職を後押ししてしまうかもしれない。

⑤部内で不平等な点がある

例えば公平に評価されなかったり、仕事量が人によって違うなど、部内で不平等な点があるとどうして自分だけが不平等な扱いを受けなければならないのかと感じてしまう。課長や部長レベルの責任ではあると思うが、部内の制度は平等であるに越したことはない。

⑥理想の先輩がいない

理想の先輩社員の存在は重要だと思う。若手の社員は先輩の仕事の様子だけでなくワークライフバランスなどのプライベートの生活も含めて細かく観察している。毎日残業ばかりやっている先輩社員を見ると自分もそうなるのかと将来に希望が持てなくなる。

⑦親しい社員が転職していく

部内に1人くらいは親しい社員や尊敬する先輩社員がいるかもしれない。そんな社員が突然転職してしまうと寂しい気持ちになり、なんとなく自分も転職した方が良いのかな、なんてことを考えてしまうだろう。これは会社としては大ダメージで負のスパイラルを生んでしまう。

以上が私なりに考えてみた若手の後輩が会社を辞めた理由だ。

話をもとに戻すと、私はここからさらに9か月間休職することになる。

次回へ続く

 

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