東京障害者職業センターが主催しているリワーク説明会に参加したので、参考のために内容を記載しておきます。(2018年7月時点)
※記載した内容は説明会の内容に基づいてできるだけ正確に記載しているつもりですが、念のため詳細は必ず説明会に参加するか、問い合わせにて確認するようにして下さい。
説明会概要
東京障害者職業センターには上野支所と多摩支所があり、私は多摩支所の説明会に参加した。説明会は月に2回ほど開催され、参加する1週間ほど前に電話で予約。
説明会は10:30~12:00の1時間半開催され、説明会参加者は10名ちょっと。
男性8割、女性2割ほどで20代後半~50代まで幅広い年齢の方が参加している印象を受けた。服装も特にこだわりはなく参加者はほぼ私服での参加
リワーク全体の流れ
リワーク全体の流れは以下の通り
1.説明会
ここではリワーク全体の流れを確認することになる。説明会に参加したからといっていきなりリワークプログラムが開始されるわけではない。受付会に参加して初めて申し込みとなる。ちなみに私は勤務先からの紹介でこの説明会に参加した。リワークプログラムは「利用者」「勤務先」「主治医」の3者で協力して行っていくため、個別に申し込みをする方は、会社がこのリワークプログラムを知っているか事前に確認しておくと後々スムーズにいくことがあるように思う。
2.受付会
受付会に参加する前に、「勤務先」および「主治医」の了解を得る必要がある。また、この時点で活動記録表を提出する必要がある。活動記録表は説明会の時に渡されるので、説明会参加終了後からの活動を記録することになる。記入する期間はおよそ1~2週間程度
この次のステップはリワーク体験コースを行うことになるが、この時点で生活リズムが整っていることが条件である。
3.リワーク体験コース(3週間)
リワーク体験コースには定員があるため、申込者全員が参加できないこともある。申込者が多い場合は体調が安定している人を優先するなどの対応を行う。
体験コースは3週間行われ、週4日程度参加することになる。時間は午前中10時~12時、午後13時~15時となっている。内容としては折り紙、数値チェック、グループワークなどがある。
4.職場復職支援計画の作成
リワーク支援計画を作成する。担当者が職場訪問したり、担当カウンセラーが受診同行する場合もあるとのこと。また、勤務地が離れている場合は、他の地域の復職支援を紹介するケースもある。
5.リワーク本コース(12週間)
本コースでは12週間のプログラムとなっており、時間は9:50~15:15。作成した復職支援計画に基づいてプログラムを進める。午後にはグループワーク等あり。本コースでは休職に至った原因と対策をまとめるところまで行う。自分の取り扱いマニュアルのようなイメージ
6.職場復帰
リワーク本コースが終了したら、次は職場復帰のステップになるが、復職復帰可能かの判断は勤務先が行う。
まとめ
リワークプログラムに参加する条件としては、病状が回復期にあり生活リズムが整っていることが重要になる。リワークプログラムでは主にセルフモニタリングに重きをおいたものになっているように感じた。
集団行動や個別作業を行うことで、ストレスのかかる場面や苦手な場面に遭遇することもあるだろうし、自分の内面に気づくきっかけには良いと思う。復職のステップは様々であるため、このプログラムを活用するかどうかは個別に判断していけばよいと感じた。
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