人は無意識のうちに好きになった人や恋人を美化していることがあります。「あの人なら許せる」そう思ったことはありませんか?(笑)今回は好きな人を美化してしまう心理について説明していきたいと思います。
恋は盲目
「恋は盲目」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。これは恋は人を夢中にさせて、常識や理性を失わせる例えのことを言います。
例えば、電車の席を人に譲る場面を考えてみます。もし好きな人が電車で席を譲っていたら、どのように感じるでしょうか?
「親切な人だな~」
「心優しい人なんだー」
きっと、こういう風に思うでしょう。それでは、もし嫌いな人が席を譲っていたらどうでしょう?
「おせっかいだなー」
「どうせ偽善だろう」
そういう風に思うかもしれません。席を譲るという行為はまったく同じなのに、人によってとらえ方が異なることがあります。このように自分が好きな人だと、言葉遣いや行動など、どんなことでも美化されやすくなります。
相手を美化する心理
私たちは人を評価するときに、客観的に評価しようとしていると思います。しかし、実際にはその人のことを好きか嫌いかで評価していることがあります。例えば、先生が好きな生徒を優遇したり、嫌いな生徒を必要以上に叱ったりする場面を見たことがある方もいるかと思います。これは先生の好みが生徒の評価を左右しているからです。好きであれば、人を美化してしまう心理が働いてしまうのです。
また、もう1つ覚えておいた方が良い心理があります。それは、好きな人を美化する場合、相手と自分の性格は似ていると感じてしまうことです。例えば、好きな人が「旅行に行った」と話しただけで、「共通の趣味は旅行!気が合いそう!」と勘違いしてしまうのです。誰でも旅行に行くこと自体は普通なのに、好きな人が旅行に行ったという事実だけで自分たちは似ていると思ってしまうのです。
冷静になってみよう
好きな人を美化する心理は人間に備わっているものなので、仕方がありません。
ただ片思いの場合は注意が必要です。
片思いの場合は必要以上に相手を美化してしまいます。例えば自分はタバコが嫌いなのに、好きな人がタバコを吸っていても許せてくるような場合は注意ですね。落ち着いて判断できないと、もし付き合った時の落胆が大きくなります。本当にその人を好きなのかどうか冷静になって判断するようにしましょう。
まとめ
好きな人を美化してしまうことは人間の心理なので仕方のないことです。しかし、その心理のせいで間違った判断をし、後々後悔することがないようしましょう。
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