厚めのストライクと薄めのストライク

狙ったピンのほぼ正面にボールが当たることを厚いと言い、逆にピンをかするようにしてボールが当たることを薄いと言います。

ストライクでもピンアクションの仕方によって「厚めのストライク」「薄めのストライク」に分けることができます。

それぞれのピンアクションを理解することで、投げ方やライン取りのヒントになります。

上級者の場合はストライクのピンアクションを見ただけで、どちらのストライクだったかを見分けることができます。ここでは、それぞれのピンアクションについて解説していきます。

目次

厚めのストライク

厚めのストライクはパーフェクトストライクとも呼ばれます。ボールとピンアクションの関係は下の図のようになります。

まずボールは1番ピンのやや右側に当たります。1番ピンは2番ピン、4番ピン、7番ピンの方へ倒れていきます。

次に1番ピンに当たったボールは3番ピンのやや左側に当たります。

3番ピンは6番ピン、10番ピンの方へ倒れていきます。

そしてボールは5番ピンに当たり、5番ピンは8番ピンを倒し、最後にボールが9番ピンを倒します。

これが厚めのストライクになり最も理想的なストライクのピンアクションになります。

薄めのストライク

次に薄めのストライクについて説明します。薄めのストライクは厚めのストライクに比べてるとストライクの確実性は下がりますが、よくあるピンアクションになります。

厚めのストライクと同様にボールは1番ピンの右側に当たることは同じですが、当たる位置が厚めのストライクに比べて約3cmほど右側に当たります。

厚めのストライクでは3番ピンがきれいに6番ピンの方向へ向かっていきましたが、薄めのストライクは3番ピンが9番ピン方向に回転しながら5番ピン、6番ピンに当たったりして倒れていきます。

また、5番ピンが弾かれて7番ピンを倒したり、1番ピンがガターの壁に当たって7番ピンを倒したりします。ガタガタっと倒れていくことが特徴で、厚めのストライクよりも不確実なピンアクションです。

しかし、このパターンでストライクになることも多いです。経験を積んでくるとピンアクションを見て「厚めのストライク」「薄めのストライク」が分かってきます。

厚めのストライクと薄めのストライクの間は??

薄めのストライクは厚めのストライクよりも約3cmほど右側にボールが当たることが特徴でした。それでは厚めのストライクと薄めのストライクの間にボールが当たるとどうなるのでしょうか?

厚めのストライクと薄めのストライクの間として最も多いケースが下の図のように10番ピンが残るパターンです。

ボールに倒された3番ピンは6番ピンへ向かうものの、3番ピンは6番ピンの左側に飛んでいくため、6番ピンは10番ピンの右側へ飛んで行ってしまい、結果として10番ピンが倒れません。

10番ピンが残るケースは非常に多いです。最終的にはいかに10番ピンが残らない投球ができるかどうかがカギになってきます。

ただ、厚めのストライクと薄めのストライクの間に投げることができているので、基本的には良い投球ができていると考えてよいでしょう。

まとめ

厚めのストライクと薄めのストライクを理解していただけたでしょうか?

1番ピンと3番ピンの間のポケットにボールが当たった場合には下記のように大きく3種類のパターンに分けることができます。

  • 「厚めのストライク」
  • 「10番ピンだけ残る」
  • 「薄めのストライク」

上記パターンはポケットの約3cmの間で発生します。ピンアクションをみてどのようなストライクだったかを見分けれるようになれば、「次はもう少し薄めに投げよう」などといった次の投球への修正ヒントになります。投球後のピンアクションに注目して、厚めのストライクと薄めのストライクを見分けられるようになりましょう。

 

 

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